長引くマスク生活で他人の口臭だけではなく、自分のマスクの口臭が気になる人も多いはずです。
「自分のマスクがなんか臭い気がするかも?」
「前から口臭が気になっている。何か対策ないかな?」
そんな方に、口臭の原因とすぐにできる対策をご紹介する記事です。
更新日:2021年9月16日
投稿者:セルフホワイトニング SHIRO
目次
②口臭の原因は?
②-1.舌苔
②-2.歯周病
②-3.臭い玉
②-4.虫歯
②-5.心理的な原因
③口臭の対策は?
③-1.舌苔をキレイにする
②-2.歯周病を治療する
②-3.臭い玉はとる・とらない?
②-4.虫歯を治療する
②-5.心理的な原因
①口臭はなぜ発生するの?
そもそも口臭が発生するメカニズムを理解すると、対策のイメージがつくと思います!
口臭は唾液、食物のカスなどに含まれるタンパク質が、口の中にいる細菌により分解・発酵される過程で出るガスです。
ガスもいくつか種類がありますが、チルメルカプタンというガスは、たまねぎが腐ったようなニオイがします。
このチルメルカプタンが最も強い口臭となっています。
②-1.口臭の原因_舌苔
最も口臭の原因になっているのが舌苔。
舌苔=ぜったい と呼ばれています。
そして舌苔は細菌とタンパク質のかたまりです汗
舌苔とは、舌の表面にある凹凸に口内の細菌が堆積して苔状になったものです。
口内の皮膚が剥がれてできた垢・食べもののカス・唾液の成分・細菌・微生物などが溜まって形成されます。
かき氷などを食べると舌に色がつくと思いますが、食べたものの色によってはさまざまな色に見えます。
この細菌とタンパク質が臭いの元になっています!
意外と舌苔のケアをしていない方も多数いると思いますが、口臭の原因としてはケアは必須です!
ちなみに、舌苔自体は病気ではないので心配無用です。
②-2.口臭の原因_歯周病
舌苔の次に口臭原因となっているのが歯周病です。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきや、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯周病によってできるプラークは、舌苔と同じくたくさんの細菌とタンパク質でできています。
このたんぱく質が分解されて強烈な臭いであるチルメルカプタンを発生させます。
困ったことに、歯周病は痛みが発生しないので、自分で気づかない方も多いようです。
歯と歯肉の境目のブラッシングが行き届かないと、多くの細菌が溜まり歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れますが、痛みはないようです。
治療をせずに放置していると、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
怖いですね…
②-3.口臭の原因_臭い玉
臭い玉というコトバを初めて知ったという方もいるかと思います。
人によっては口の中から白いかたまりがポッロと落ちてきて知っている人もいると思います。
臭い玉=膿栓(のうせん)と呼ばれています。
臭い玉は喉の奥の両脇にある扁桃にできる乳白色の小さなかたまりです。
扁桃によって体内への侵入を拒まれたウィルスや細菌の死骸のかたまりです。
この臭い玉を潰すと硫黄のような悪臭を放つことから、臭い玉と称されています。
通常は飲み込んだり、咳をした拍子に口外へ排出されたりして臭いを発することはありません。
ただし、唾液の量が減ると膿栓が過剰に増え、口臭を引き起こすこともあります。
また、乾燥しやすい季節や環境では空気中にチリ・ホコリが舞うため、呼吸をすることで臭い玉に付着して大きくなり、さらに臭くなる原因になります。口呼吸をしていると、たまりやすいようです。
②-4.口臭の原因_虫歯
虫歯は痛いだけではありません。
治療しないで虫歯が進行していくと口臭の原因になります。
虫歯を放置してしまい、歯の表面だけでなく、神経にまで到達してしまった場合に口臭がより強くなります。
理由は神経はタンパク質でできているため、虫歯によってタンパク質が分解されていきます。
虫歯も舌苔や歯周病と同じく、タンパク質が分解されてできるチルメルカプタンが発生し、口臭となります。
②-5.心理的な原因
ストレスや不安で緊張状態のとき、口の渇きや舌が白くなったりします。
口が渇いているという事は唾液が少なくなっている状態です。
唾液は口臭を防ぐ機能があるので、唾液が少なくなると口臭が発生します。
ちなみに、睡眠中は唾液が減ります。
そのため、朝の寝起きは口臭がします。
③-1.口臭対策_舌苔をキレイにする
舌苔は専用の歯ブラシでキレイにすることができます。
・頻度
1日1回にしましょう!朝は舌苔が多いので朝がおススメです。
・道具
歯ブラシでも可能ですが、舌専用の歯ブラシが使いやすいです。
ちなみに、歯磨き粉とは別に舌苔落とし専用のジェルも市販されています。
・金額
舌歯ブラシは200円前後が多いです。
専用ジェルは300円~3,000円程度と幅があります。
「舌ジェル」で検索すると多数の商品があります!
②-2.歯周病を治療する
歯周病は歯科医院で治療することができます。
また、歯周病の疑いがあったり、口臭について指摘された場合は歯周病の可能性があるので歯科医院で診察してください。
進行している歯周病はホームケアでは治せません。
ただし、ご自宅で歯周病を予防する事は可能です!
歯周病を防ぐには歯周病予防の歯磨き粉やマウスウォッシュで予防が期待できます。
・頻度
1日3回の歯磨き
・道具
歯磨き粉・マウスウォッシュ
・金額
200円~1,000円程度
・注意
あくまでも予防なので、治療する場合は歯科医院に行く必要があります。
また、抗生物質なども歯周病には有効ではありません!
②-3.臭い玉はとる・とらない?
臭い玉(膿栓)は無理にとる必要はありません。
臭い玉自体は臭いがするわけではなく、あくまでも潰した時に臭いが発生します。
通常は自然と排出されているので、じっくり待ちましょう。
それでもとりたい!という方は綿棒でもとれる場合があります。
・道具
綿棒
・注意
臭い玉自体を綿棒で触らず、臭い玉のあるポケットの下あたりを軽く押すことです。
そうすることでポロっと臭い玉が出てきます。
臭い玉自体を触ると、奥に入ってしまいます!
②-4.虫歯を治療する
虫歯は歯周病同様に、歯科医院で治療しましょう。
ホームケアで虫歯予防は可能です。
歯磨きは歯全体の約60%しかキレイにできないです。
そのため歯間ブラシやフロスなどを使用して歯の隙間をキレイにする必要があります。
これまで歯ブラシだけだけという方は、この機会に歯間ブラシやフロスを利用してください。
・頻度
1日3回の歯磨き
・道具
歯磨き粉・歯間ブラシ・フロス
・金額
200円~3,000円程度
・注意
虫歯予防で歯磨き粉を選ぶ場合はフッ素が入っているものを選択してください。
フッ素濃度1,000ppm以上が効果的です!
③-5.心理的な原因
不安になるとお口の中が渇きやすいので、大事な場面や緊張する場面は意図的に水分をよくとりましょう。
また、リンパを軽く押してマッサージすることで唾液がでてくるので、口臭予防が可能です。
④番外編1 実は臭っていないかも!
心理的口臭と呼ばれるものがります。
心理的口臭とは、実際は臭いをしていなが、自分で口臭がすると思い込んでいる状態です。
過去に何かしらで気になったことがあり、それ以降ずっと思い込んでしまいます。
ただし、実際には匂っていません。
この場合、客観的な確認ができれば納得できる可能性があるので歯科医院に相談し口臭レベルを検査してみてください。
ちなみに、口臭0という人間は存在しません。大小はあれど、多少の口臭は必ずあります!
④番外編1 血液の臭いかも!
お酒を飲んだり、ニンニクなどの臭い強い食材を食べると血液中に移行したニオイの素となる成分が、肺を通して口や鼻から出てくるものです。
時間が経てばなくなりますが、大抵は翌日まで臭うケースが多いようです。
食べるときは翌日のスケジュールを確認しておいた方が良さそうですね!
⑥まとめ
口臭の原因と対策はいかがでしょうか?
日々のケアで対応できるものも多いので、ぜひこの機会に歯磨き以外の口臭予防をやってみてください。
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是非一度、ホワイトニングにチャレンジしてみて下さい(^^)