ホワイトニング

ホワイトニングテープ

自宅で気軽に歯を白くできるホワイトニングテープご存知ですか?

どのようなもの? 使い方や効果は?

ホワイトニングテープについて説明します。


①ホワイトニングテープとは?

②ホワイトニングテープの使い方

③効果は?

④ホワイトニングテープ使用の注意点


①ホワイトニングテープとは?

薄いフィルムに歯を白くする(漂白作用)過酸化水素が10%程度含まれた薬剤が塗ってあり、直接歯に貼り付けて剥がすだけで歯の色のトーンアップができます。

アメリカでは定番の歯の美白アイテムとして、日常的に利用されているようです。

一方、日本では法律で過酸化水素が6%以上の製品は劇物指定されてしまうため、薬局では取り扱いが認められておらず販売されていません。

また、日本では未認可の商品であるため取り扱いが少なく、ネット通販などでは並行輸入品も売られているそうです。

購入方法はインターネット通販通販がメインです。または、海外ではドラッグストアやバラエティショップで簡単に購入できるので海外に行った際にまとめて購入するのもいいでしょう。

販売価格は、20日分で7000円前後となっています。


②使い方

歯貼って規定の時間置いてから剥がすだけの簡単なものではありますが、効果を得るためのポイントを抑え、劇薬指定されている成分が含まれているため正しい使い方が必須です。

また、製品によって取り扱いが異なるので説明書をよく読んで正しい使用方法を順守しましょう。

1.軽く口をゆすいで、歯にホワイトニングテープを貼る

歯磨きはせず、軽くゆすぐ程度にしましょう。

⚠︎歯茎に薬剤がついてしまうと痛みや炎症の原因になるため、歯茎にシートができるだけ被らないようにしましょう。

2.規定の時間待つ

規定の時間以上放置をしてしまうと痛みや炎症な歯に悪い影響がを与える危険性があるので、使用時間は必ず守りましょう

シートを貼り付けている間は、テープがずれる原因になるのでなるべく口を動かさないようにして待ちましょう。

3.ホワイトニングテープを剥がして歯磨きをする

テープを剥がしたら、しっかりと歯磨きをして薬剤が歯に残らないよう落としましょう。

4.ホワイトニング後は食事に気をつける

ホワイトニングテープ使用した後は表面の薄い膜が剥がれた状態になっているため、普段よりも吸収しやすく色がつきやすい状態です。

皮膜が作られるまでの半日〜24時間はカレーやミートソース、チョコレート、赤ワインや緑茶、コーヒーなど…色の濃い食べ物は控えましょう。

また、刺激を受けやすい状態にもなっているので、酸性の食べ物など刺激の強いものは避けた方がいいです。


③効果

歯の着色を白くすることができる

ホワイトニングテープには過酸化水素が10%ほど含まれていて、歯の表面と、エナメル質内部の着色を白くして歯をトーンアップすることができます。

歯磨き粉などの市販のホワイトニング用品よりも高い効果が期待できるのです。

しかし、オフィスホワイトニング(歯医者さんで行うホワイトニング)は、濃度が30%を超えるものを使うので比較をすると効果は劣ります。


④ホワイトニングテープ使用の注意点

自宅で気軽に行えるホワイトニングテープですが、いくつかの注意点があります。

*色がまだらになってしまう場合がある

ホワイトニングテープを均一貼れていないと、まだらになってしまうことがあります。

テープを貼る際に、どうしても歯とテープの間に空気が入ってしまったり、唾液があることで綺麗に貼れなかったりということが起こるとホワイトニング部分がムラになってしまい、まだらに白くなってしまう事があります。

特に歯並びの悪い部分はシートを貼るのが難しく、シートがきちんと密着していないと効果に差が出てしまいます。

また、詰め物や被せ物などの人工の歯には効果がないため天然歯との色の差が目立ち、全体を見た時に色ムラがが気になってしまったり、

ホワイトスポット(歯の水玉模様)やバンディング(歯の縞模様)がある場合、ホワイトニングのあとに歯の模様が強調されて目立ちやすくなってしまうこともあります。

ホワイトニングで剥がれた歯の皮膜が再生されると色が馴染んで目立たなくなることがほとんどですが、まだらに染まってしまったらその後に均一な白さにするのは難しくなってしまいます。

*効果が期待できない歯がある

ホワイトニングシートでアプローチできるのは、歯の表面の着色汚れやエナメル質のみのため、人工の歯(詰め物や被せ物など)、神経が無いか死んでしまった歯、テトラサイクリンの影響で変色してしまっている歯は白くできません。

*痛みや知覚過敏が起きやすい

日本人の歯ひ欧米人の歯に比べてエナメル質が薄いので、欧米基準で作られた薬剤は知覚過敏を起こしやすいです。

知覚過敏の症状は通常24時間程度で和らぎますが、長期にわたって痛みがある場合は歯医者さんで相談しましょう。

また、強いホワイトニングのお薬を塗布することで歯を通過して神経に届いてしまうケースも考えられるため、ホワイトニングの術中や術後に痛みがでてしまうこともあります。

虫歯や歯周病、歯にヒビが入っていたり削れてしまっていたりする部分もテープを貼ると、薬剤の影響で痛みや歯茎が沁みるなどのトラブルの可能性があります。

*使用を控えるべき人

下記に該当する方は使用を控えましょう。

●妊娠・授乳中の人

胎児や乳児への安全が確保されていないため使用できません。

●無カタラーゼ症

過酸化水素の分解ができないため使用できません。

●虫歯や歯周病がある

強くしみたり、歯茎に炎症を起こす可能性があります。

●歯が欠けたり、割れたりしてる

成分が神経を刺激しやすいので強くしみる場合があります。


ホワイトニングテープについてまとめてみました。

まだ日本では認められていないためメジャーではないですが、自宅で気軽にホワイトニングをして歯を白くする事ができるのは魅了的ですよね!

しかし、注意点やリスクもあるのでしっかりと使用方法を守り、製品をしっかりと理解した上で使用しましょう。

 

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